スタッフブログ

当院の設備について

2024.05.23

当院では、診断をするにあたって症状に合わせた検査を行います。
これらは、“異常がないかどうか”を判断するためにも必要な検査ですので、
実際に異常がなかった場合も、無駄な検査ではないとご理解いただけますと幸いです。

また、医療機関は、患者様の症状に対するご不安に対し、医学的根拠に基づいて診察、検査等を行い
治療にあたる必要があると考えております。

加えて、適正な保険診療業務を行うことも医師の義務でありますので、
患者様のご希望どおりに検査や投薬等の医療行為を行うことができない場合があります。
ご理解のほどお願い申し上げます。

◆レントゲン(エックス線)◆
整形外科では、必ずレントゲンを撮影するとお考えいただいて構いません。
骨の損傷、異常、変形の有無や状態を確認するために撮影します。

「本当に必要なのかな…過剰では」と思われることもあるかもしれませんが、
思わぬ疾患が隠れていることもあります。

手の痺れは頚部(首)の疾患から、下肢(脚)の痺れは腰部の疾患から起因するものも大変多いですし、 実は骨折していた、ただの腰痛と思っていたら骨腫瘍だった、といったこともあります。

そのため、問診、触診を行い、医師が必要を判断した上でレントゲン撮影を行います。

※妊娠中の方は、撮影できません。必ず医師にご申告ください。

◆超音波(エコー)診断装置◆
超音波検査では、レントゲン画像では判断が難しい軟部組織の確認、診断を行います。
筋肉・腱・靭帯の損傷や断裂、軟骨の状態や、出血の有無などをその場で確認できます。

◆超音波骨密度検査装置(骨密度検査)◆
当院で実施する骨密度検査は、踵で測定する「超音波法」で行っております。
踵の骨を超音波が通過する速度や量を計測します。

踵の骨は、海綿骨(スポンジ状の骨質)の割合が多く、背骨や大腿骨の状態がよく反映されます。
骨粗鬆症はまず、この海綿骨から減っていくので、踵の骨密度を計測することで骨粗鬆症の診断ができます。

超音波を利用するため、エックス線被ばくがなく、妊娠中の方でも検査可能です。

◆MRIについて◆
当院には、MRI検査機器はございませんが、連携医療機関で撮影を行うことができます。

当院ではまず、レントゲン画像で診断を行い、MRI検査の必要性を認めた場合に、
連携医療機関でのMRI検査の予約を行い、紹介状をお渡ししております。

レントゲン画像の診断に加えてMRI検査の必要性を認めた場合は、早期にMRI検査をお勧めしておりますが、 急を要しないと医師が判断した場合は、まずはリハビリ等の治療を行い、
その経過を見て、MRIの必要性を判断しております。

初診からMRI検査を希望された場合でも、検査の実施は医学的根拠に基づくものでなければならないため、ご希望があれば必ず検査を実施できるわけではありません。
医師の診断によってはMRI検査の前に「まずは治療をして経過を見る」場合がありますことを予めご了承ください。

投稿者:ヒロ整形クリニック

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